もう切るわ 井上荒野

もう切るわ作者: 井上荒野出版社/メーカー: 恒文社21発売日: 2001/10メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見るある1人の男に関わった、二人の女の心の中の図。それぞれの視点から語られながら、物語が進行してゆく。先日読んだ同じ…

阪急電車 有川浩

阪急電車作者: 有川浩出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2008/01/01メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 211回この商品を含むブログ (381件) を見る映画を観てみたいと思い、それならまず原作を読んでみようと思った。阪急電車のある沿線で電車内で 不思議な…

ゆれる

ゆれる [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2007/02/23メディア: DVD購入: 3人 クリック: 216回この商品を含むブログ (600件) を見る故郷を出て、売れっ子カメラマンになった弟、猛。実家で家業を継ぐ兄、稔。 母の一周忌に帰省した弟は、兄と…

ミーナの行進 小川洋子

ミーナの行進作者: 小川洋子,寺田順三出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2006/04/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (178件) を見る小川洋子の今まで読んだ作品とはまた違った印象でした。芦屋の洋館に住む、美しくてか弱…

ベッドの下のNADA 井上荒野

ベッドの下のNADA作者: 井上荒野出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/12/09メディア: 単行本 クリック: 5回この商品を含むブログ (12件) を見る井上荒野は 以前、対談記事ではじめてその存在を知って、興味を持ったので数冊読みかけてみたけど あまり印象…

密やかな結晶 小川洋子

密やかな結晶 (講談社文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/08/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 79回この商品を含むブログ (108件) を見る[記憶狩り]によって 消滅が静かに進む島。人々は何を失ったさえ思い出せない。 主人公の[…

夜明けの縁をさ迷う人々 小川洋子

夜明けの縁をさ迷う人々作者: 小川洋子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 13回この商品を含むブログ (58件) を見る小川洋子の[人質の朗読会]に続いて、一部並行読みで読んだ。これも短編集なので、上記の人質…

人質の朗読会 小川 洋子

人質の朗読会作者: 小川洋子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2011/02メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 55回この商品を含むブログ (68件) を見る小川洋子の小説は 博士の愛した数式 は とてもよかったけど その後続けて読もうとしたものは あまり受…

永源寺ものづくり展

5月1日〜5月29日 東近江市立永源寺図書館 http://www.library.higashiomi.shiga.jp/shisetsu-e.html自然に囲まれた永源寺地域に根をはる14人の作家の作品展です。 木工から絵画、陶芸、染織、造形まで幅広いジャンルの作家達の作品展[案内より抜粋] 永源寺…

時間のかかる読書 宮沢章夫

時間のかかる読書―横光利一『機械』を巡る素晴らしきぐずぐず作者: 宮沢章夫出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/11/06メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 37回この商品を含むブログ (26件) を見る宮沢氏のエッセイは数冊読んだことがあるけ…

生誕100年南 桂子展 

ポスターを観て、なんの前知識もなく、あき時間があったのでふらっと観に行ったのですが会場入ってすぐの初期の作品から いきなり惹きつけられてしまった。 銅版画に至る前の油彩作品の一枚に しばし目を奪われ。。 その次にあった初期の銅版画を見て ああ、…

こどもの発想

こどもの発想。「コロコロバカデミー」ベストセレクション作者: 天久聖一出版社/メーカー: アスペクト発売日: 2011/01/22メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 18人 クリック: 80回この商品を含むブログ (20件) を見るコロコロコミックに連載されていたコ…

私は生まれなおしている

私は生まれなおしている---日記とノート 1947-1963作者: スーザンソンタグ,デイヴィッドリーフ,木幡和枝出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/12/18メディア: 単行本 クリック: 18回この商品を含むブログ (19件) を見る新聞の本の紹介欄で取り上げられ…

ORGANIC POTO

http://organic.lv9.org/kaisai.html 写真をやっている友達が出展していたので 観にいってきました。 全国から寄せられた、 『飾らない 背伸びしない ナチュラルな写真』と紹介されていました。展示も カフェの壁一面に 簡単に掲示されていて 気楽に お茶の…

いつだって ともだち

いつだって ともだち (世界の絵本(新))作者: モニカバイツェ,エリックバトゥー,Monika Weitze,Eric Battut,那須田淳出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/06/14メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 13回この商品を含むブログ (3件) を見る卒業近い子供たち…

バムとケロのもりのこや

バムとケロのもりのこや作者: 島田ゆか出版社/メーカー: 文溪堂発売日: 2011/01/01メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (40件) を見るこのシーリーズ、12年ぶりの新作。 この絵本は子供にとても人気で、私も始めは主人公の…

百万円と苦虫女 

百万円と苦虫女 [DVD]出版社/メーカー: 日活発売日: 2009/01/30メディア: DVD購入: 10人 クリック: 162回この商品を含むブログ (392件) を見る去年にDVDで始めの部分だけ見てその後観る機会のないままで ようやく先日最後まで観られました。百万円たまったら…

東風 仏画展 

大学で一緒に日本画を学んだ友人の初個展を観に、群馬の高崎まで行ってきました。 この友人とは年に1度づつくらいは会って話す機会はあったのですが その作品を直に観る機会は20年以上なかったのでした。お寺などに頼まれて収めていた作品も含めて、10年間ほ…

『問題があります』 『私はそうは思わない』 『神も仏もありませぬ』佐野洋子

問題があります作者: 佐野洋子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/07/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (11件) を見る私はそうは思わない (ちくま文庫)作者: 佐野洋子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/02/01メディ…

 訃報

以前にここの日記で紹介した↓ http://d.hatena.ne.jp/mitsu5/searchdiary?word=%2A%5B%C6%FC%CB%DC%B2%E8%5D月二回、絵教室をさせていただいていたこと。 その生徒さんが、先日急逝されました。 まだまだこれから一緒に絵を続けてゆこうと、そうできるものだ…

『泉に聴く』 東山魁夷

泉に聴く (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)作者: 東山魁夷出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/04/04メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (6件) を見る東山魁夷の作品に円山公園の満開の桜と満月の絵がある。その制作のことを書…

 『それでも元気な私』 小手毬 るい

この人の小説いくつか読んだけど このエッセイ読んで ああこれは この人の体験そのまま こんな形になったのか。。。ていうのが はっきりとわかる。岡山の進学校を卒業した著者は京都の同志社大学に入学して、下宿生活を始める。 その下宿は友達とのシェアだ…

もしもし下北沢 よしもと ばなな

もしもし下北沢作者: よしもとばなな出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2010/09/25メディア: 単行本 クリック: 53回この商品を含むブログ (46件) を見る見知らぬ女性と心中してしまったお父さん 残されたお母さんと、主人公の 私 は 下北沢という町であた…

あけましておめでとうございます

今年はうさぎ年 月のイメージです。よい年でありますように。。

サントリーミュージアム ポスター天国

http://www.suntory.co.jp/culture/smt/gallery/index.html#scean この美術館で最後の展覧会です。16年の歴史の最後に、原点に戻って、『ポスター』 を取り上げたとか。 華々しく開館し、数々の展覧会が開催されてきた。 その過去の展覧会のポスターがエント…

ニルギリ

今からもう10年前に閉店してしまったけれど、大津に『ニルギリ』という喫茶店があった。喫茶店という枠には入らないかもしれない。コーヒーはなかったし、インド紅茶と、フードメニューもインド風。 知る人ぞ知る、今では伝説のお店。そこだけは いつも別の…

すべてのひとに石がひつよう

すべてのひとに石がひつよう作者: バード・ベイラー,ピーター・パーナル,北山 耕平出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2010/08/12メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 112回この商品を含むブログ (4件) を見る図書館の新刊書コーナーに立てかけてあ…

高島屋百華展

1831年京都で開業した高島屋は呉服商を営むかたわら、当代一流の画家の協力を得て美術染織品を制作し、主に海外向けに販売。1909年に美術部を創設、美術品の展示販売を行う。その高島屋資料館の絵画、工芸品の展覧会。「京都日本画の誕生展」と共に観ました…

京都日本画の誕生

http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/exhibition/kcua_130thaniv.html 京都市立芸術大学創立130周年記念展 麦僊 栖鳳 松園 をはじめ、日本を代表する画家を多数生み出した京都府立画学校。 その変遷を追いながら京都日本画を一巡りで観られる展覧会。有名…

カポティモンテ美術館展

このポスターは気になっていました。 ルネッサンスからバロックまでのイタリア美術。 まだ開催されてすぐだったので比較的空いていて じっくり自分のペースで観ることができてよかったです。 聖書の場面を描かれたものは、その背景を詳しく知れば、また違う…