東風 仏画展 


大学で一緒に日本画を学んだ友人の初個展を観に、群馬の高崎まで行ってきました。
この友人とは年に1度づつくらいは会って話す機会はあったのですが
その作品を直に観る機会は20年以上なかったのでした。

お寺などに頼まれて収めていた作品も含めて、10年間ほどの間に描かれた40点の作品。
収めた先から借り受けての展示もあり、それらをまとめて見られるの貴重な機会で
どうしても観に行きたかったので 夜行バスとんぼ返りで行ってきました。

観に行けてほんとによかった。素晴らしかったです。

仏画 というと 過去の遺物で、すっかりわびさびの枯れて落ちついたイメージがあるけど
この展覧会の仏画は 菩薩も天女も生き生きとしてて なまめかしく そして美しい。
血の通った、あたたかな肌を感じる。

美しい仏達の数々に目を奪われて見てゆくと 会場中央に、100号の曼荼羅
そこから発するオーラに圧倒されました。
これをかき上げるのに5年ほどかかったそうです。
精神的にかなりきつかったと思う。でもこれを描いたのは大いなる自然の麓で
そのパワーに支えられて描きつづけたそうです。

この素晴らしい作品の数々、もっと沢山の人たちにも是非観て欲しい。
京都らへんで もう一度開催してほしいです。