『武将が縋った神仏たち』安土城考古博物館


http://www.azuchi-museum.or.jp/aki23.html
明智光秀が頼みとした愛宕権現をはじめ、八幡大菩薩飯縄権現妙見菩薩毘沙門天、摩利支天など、戦勝祈願に特化した神仏を軍神と呼んでいます。
命がけのいくさを強いられた武将達。おのれ一人の生命だけでなく、一族郎党全ての命運のかかった合戦に際して、彼らは敗戦の恐怖を振り払って必勝を期すために、さまざまな神仏にその加護と武運長久とを祈願しました。
  本展は、このような信仰にスポットを当てた全国初の特別展』 解説より抜粋

駅でこのポスターを見て その勇ましく美しい姿に引き寄せられました。
本来は穏やかで慈悲深い地蔵尊が いかめしく腕を振り上げ武器を携えていたり
力強い姿の仏達の中には 惚れ惚れするほど美しく魅力的な表情のものもあった。
先日観た浮世絵もそうですが 日本の木彫の技術はほんとうに繊細で素晴らしいと
あたらめて思いました。
なめらかな線の仏像が多い中 ひとつ 荒削りでありながら
とても繊細で美しい姿の仏があった。立ち姿がやわらかくしなやかで しばし見とれてしまいました。