高島屋百華展


1831年京都で開業した高島屋呉服商を営むかたわら、当代一流の画家の協力を得て美術染織品を制作し、主に海外向けに販売。1909年に美術部を創設、美術品の展示販売を行う。その高島屋資料館の絵画、工芸品の展覧会。

「京都日本画の誕生展」と共に観ました。京都の美術史を学ぶコースのよう。。
染織品の下絵となった日本画は、それだけですばらしい作品でした。
絵画としてだけでなく、日本画が、デザインの下地となっていた時代。
ポスターなども面白かった。昔よく見かけたローズちゃんの歴代の人形も。包装紙の原画も有名な洋画家の描いたものだったのですね。美術的に豊かな時代。。

花鳥画の素晴らしく巧みで美しい下絵の中で 隅に描かれた猫だけが なんか妙で、この人動物は苦手だったのか
猫は嫌いだったのか。。 などと想像。。 でも味のある猫でした。

著名な画家の描いたうちわが勢ぞろいしていて、熊谷守一の描いたものがよかった。


チラシやのデザインやポスターなど、時代を感じられて 楽しめました。盛り沢山な展覧会でした。