PooKa+ 酒井駒子 小さな世界

酒井駒子 小さな世界 (Pooka+)

酒井駒子 小さな世界 (Pooka+)

「よるくま」の絵本から その後酒井駒子は 飛躍的に世に出て 今では世界的な絵本作家。
(よるくま の時のプロフィールには 肩書きがイラストレーター とある。)

この人の作品はどんどん良くなってきていると思う。
いや、元々あった稀なる才能が、後になればなるほど、伸び伸びと十分に発揮されてきたのだろう。
この人は まず、画家だと思う。その才能をそのままストレートにではなく 絵本というカタチに はめていって その 枠の中で きっと 葛藤があり それがあって そこから
より その力が増して昇華されて 世界に認められる作品になっていった。。そんな印象がある。これは私のとても個人的な感じ方かもしれませんが。。

色 形 線 どれも もうたまらないくらいに惹かれてしまう。
平成のいわさきちひろ という評をどこかで読んだけど この人の描く子供は凄いと思う。
子供の かわいいだけでない、うつくしさ 
そして それだけではない、真の魅力を 鋭く捉えて放っている。子供の持つ闇の部分も、
しっかりと描き射止めている。
だから うっとりして眺めてしまうし なんだか泣きそうになってしまうのだ。


いつかぜひ 原画を見てみたいと思う。

私も 今 子供がモチーフの絵を描きかけている。この人の絵のように 描き出せるといいなと願いつつ。。