『ブタがいた教室』
この原作の本は 随分前に読んでいた。
- 作者: 黒田恭史
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- 発売日: 2003/06/01
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という試みの その提案をし実践した教師がその記録をまとめたもの。
原作では 教師の生の声 その思いや葛藤がとてもリアルに書かれていたし 子供達のそれぞれの姿も 実話だからこそ 真に迫ってくるものがあった。
この授業は 正しいとか 間違っているとか そういう答えは無く 命に向きあって
子供達が まわりの大人たちも 真剣に考え続けてゆくもの。
その 考え続け向かい合って その結果をちゃんと出したこの子供達 先生 見守った保護者。。 現実的に考えて よく そこまでできたなあと 感服したのでした。
映画ではそれらが かなり さらっと描かれていたように感じたけど
子供達の議論が どれも胸を突くものがあった。
一緒になって私も 考えに考えた。 私は殺して食べたことで よかったと思う。
でも ペットのようになってしまったブタを そうすることは 12歳の子供達にとって
酷なのではないか?という気もしてしまった。でも 子供達は大人が考えるより タフで
柔軟性があるようです。
それぞれひとりひとりが 素晴らしい子供達でした。
あまりにも 生き物の命をいただいて生きていることへの 実感がなくなっている状態こそ
一番残酷なことだと思うのです。