現代の日本画  中島千波・畠中光享


http://www.manyo.jp/gakugei/H23-nakajima,hatanaka.htm
畠中先生は学生時代の恩師。日本画家であり、インド美術の研究家でもある。
昨年京都の大谷大でインド美術のコレクション展を開催されていたときに 先生に十数年ぶりにお会いできた。

今回は先生の講演会があり ちょうどその日に行ける事になったので 同級生として日本画を学び
現在は画家として活躍している友人と行ってきました。

奈良の万葉文化館は飛鳥寺の近くののどかな風景の中にある立派な建物。

その広い館内に ゆったりと作品が展示されていました。
会場には畠中先生もおられたので少しお話することができた。
北海道から九州まで先生のファンの人が今日の講演会を聴きにきているそう。
会場でもたくさんの人から声かけられて囲まれておられました。

先生の作品は今まで1点ずつは観たことあるものがいくつかあったが
近年の大作が一同に集められていて見ごたえがあった。
中島千波氏の作品は 院展時代に多分目にしたことはあったと思う。
日本画らしい花の作品と そこから発展形の作品。
今回人物がモチーフのデザイン的な作品が 面白かった。

二人の日本画の作品以外に 先生のコレクションである絵画も展示されていた。
イタリアルネッサンス時代の小品。インドの細密画など。
その作品は さすが 先生のコレクション。どれも魅力的だった。

講演会は会場がほぼ一杯。私は昔学生の頃先生のインド美術の講義をとっていたが
それを聴いていた頃が 懐かしく思い出された。内容は面白かったが
でも居眠りしていて名指しで怒られたこともあったな。。(かなりアクの強い先生でした)

講演会のしょっぱな 「ここは文化館 という名前であるが 私は文化 という言葉に
いいイメージがない。ものすごくうすっぺらで価値のないもの。。文化住宅 文化なべ。。」
先生らしい。。
 私が習っていた頃からもう20年以上経っているけど、お変わりない。

学生時代を共に過ごしてきた友人とこの展覧会を観にいけてよかった。
しっかりと画家の道を歩む友人に 現代の日本画のいろいろな話もきかせてもらい
また 懐かしい思い出話しもしつつ。
私もこれから 私なりに頑張っていこうと思いました。