10号作品に


小品の次に同じ構図で10号の大きさ(53cm角)の作品に取り掛かっています。
今回は箔を使い、その上に絵の具を何度も重ねて下地作りをました。箔の上は絵の具が乗りにくいので、そうしてある程度下地ができてから骨描きすることにしました。

草稿の線をまずトレーシングペーパーでなぞり、起こした線をカーボン紙で本画に写します。絵が大きくなってゆくにつれ、草稿の線を書き写すだけでも結構時間がかかります。
もっと大きな絵なるとそれとだけで数日かかることも。
その作業と下地の重ね塗りを一部平行して行い、下地が出来たらすぐに墨描きできるように段取りしつつ進めます。
墨で骨描きしたらようやく本画のみのスタート。今回は箔の下地、初チャレンジなのでちょっと冒険というか 実験しつつの制作になります。果たして思っているようにうまくいくかな・・・。