イッツ オンリー トーク
- 作者: 絲山秋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/02/10
- メディア: 単行本
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この話は以前見た映画
- 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: DVD
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そう思ってしまうと、つい読みながら映像が出てきてしまうけど、原作は原作で独立してよかった。
それぞれに、孤独を抱えて、でも悲壮感や感傷的なのではなく、淡々としっかりと受け止めて生きてゆく人たち。
その姿に、気づかないうちに励まされているのです。
映画も、なんだか不思議な印象が残ったのでした。豊川悦司と寺島しのぶというキャストから受けるイメージとは、よい方に違っていた。尾崎豊の曲をカラオケで延々と歌う場面、これ原作にはないけど、これはこれでよかった。「いろいろあるけど私はなんとか生きてるよ」と死者に向かってつぶやかれる言葉。映画を観ただけではもうひとつ伝わりにくかった(私には)ところが、原作を読んで見えてきたように思う。