小品完成 次へ


ようやく小品(20cm×20cm)が完成しました。
額に入ると、「絵」として収まって、もう手から離れたものになります。はじめのイメージとは描いて行くうちに変わってきたのですが、それで完成させることにしました。同じ構図で次は10号にかかっています。
それは下地に箔を使い、この小品とはまた違った仕上がりになる予定。

先日友人に教えてもらった方法を思い出しながら、自分で箔を押しました。風があるといけないのでエアコンは切って、しんしんと冷えてくる部屋で黙々と作業しました。箔押しのあと、丸1日は寝かせます。
その後、箔の上はつるつるした金属面なのでそのままでは絵の具がのらないので、にじみ止めにつかうドーサ液をひきます。それもまた1日は置かないといけないので、週末だけの作業はそこまで。その間に10号の草稿を進めました。この絵は、小品から始まって、だんだんと大きく成長してゆくのかな。
その過程がどうしても必要と感じています。手を動かしながら、絵にする想いをじっくりと育てていっているような気がします。