菊池契月展


http://wjr-isetan.com/kyoto/floorevent/kikuchi_01.html
このポスター観たときから、ああ早く観たいなあと待ち遠しかった展覧会。契月はもうずいぶん前に大きな回顧展か何かでたくさん観たし、また単品でもあちこちの展覧会で何度も作品を目にしていました。
このポスターになってる 「友禅の少女 」と 「少女 」はもう一度ぜひ観たかった。自分が絵を描きはじめて観るのはやはり違って見えてきます。距離を置いて全体を感じるだけでなく、ついへばりつきになって、筆の動きや絵の具の状態を凝視してしまいます。作品はだいたいがガラスに隔たれているので、近づける距離は限られますが、でも遠くから見ているのと、ぎりぎりまで寄って観るのとでは、印象が違うのです。ここで感じられるものはやはり実物を目にしたときだけのものだと思います。それにしても、線の完璧さ、凛とした気品と美しさには、あらためて驚嘆し、圧倒されました。やはり素晴らしいです。