本画制作


小品の本画制作、ようやく日本画の絵の具を使って描くところまできました。写真の絵は絵の具8色ほどをそれぞれ5,6回ずつ程塗り重ねた状態です。かなり薄く溶いて使っているので、全体にまだ淡いです。
 
これから、今使っている粒子の細かい泥絵の具とは違う、粒子の粗さに段階がある岩絵の具も使ってゆきます。また、色をおくだけでなく細かいところを描き込んでゆきます。

今回は、絵の具の感覚を思い出すつもりで、描いています。絵の具皿で絵の具を溶き、いろいろな種類の筆を使って、色を重ねてゆきながら、記憶を呼び起こしている感じです。ここまで描いたところで、はじめのイメージとは違ってきてるかなと思いました。小品としてこれはこれで仕上げていこうと思いますが、最終目的の50号(1メートル四方程の画面の大きさ)では、たぶんかなり違った雰囲気の絵になるのではと思います。そのためには今回のような描き方では出来ないので、50号の前に10号くらいの大きさで、また描く必要がありそうです。画家の友人にアドバイスをいただきながら、たくさんのことをこれから学んでゆかなければ・・・と思いました。