動物を描く 竹内浩一の日本画入門

この番組を知ってたなら 絶対録画してたのに。知らなかったのでした。
講師の竹内先生は もう20年以上前になりますが、私が在学中に教えていただいた方です。先生の絵はその当時から大好きでした。
動物は私が好んだモチーフで、(卒業制作も動物でした)先生の描かれる動物の作品は憧れであり遠い目標でした。
いつも学生のいる教室に来られた時は、すごく気さくに、いろんな話をしてくださっていました。

あれからいつの間にか時は流れて・・・あきらめかけていた日本画を、もう一度再開しようとしているところです。
長いブランクのため、何かテキストを購入しようかなと思っていたところだったので、まるで天からの授かりもののようでした。
つい先日、今も絵を描き続けている友達に聞いて、遅ればせながら知ったのでした。

在学中に、初めて街の画廊で友人と(先記の友達です)日本画2人展をした時、竹内先生は手土産に上質の刷毛を持ってきてくださいました。
その後、何年か使い続けてもう擦り切れていますが、それは今も手元に残っています。

20数年ぶりにこのテキストでの先生との再会は静かな感動がありました。
1ページごとにゆっくりと何度も眺めては、つい手が止まって、しばし追想してしまう。。というありさまでした。

このテキスト、 私にとっては客観的に読むことはできないものです。

でも動物たちへの温かいまなざしがすごく感じられ、動物を描きたいと思っている人には深い共感を味わえると思います。
参考に載っている絵もそれぞれ素晴らしいのですが、描かれているモデルの動物や猫たちの写真のかわいいこと。
そこだけでも十分価値があると思います。

いつか先生に絵を見ていただく機会があることを目標に・・・まだまだこれからのスタートです。