旭山動物園物語

北海道旭川に実在する、今では有名な旭山動物園。でも、一時は廃園の危機に瀕していた小さな地方の動物園だった。そんな動物園が、入場者数で上野動物園を抜くまでに変容。その実話を元に作られた映画。

旭山動物園といえば、私にとってはあべ弘士。昨年彼の絵のワークショップに参加したときに、旭山動物園に勤務していた時代の話をいろいろきかせていただいた。
飼育係経験者ならではのおもしろいエピソードの数々、とても魅力的な話だった。そこで聞いた話や、あべ氏の本を読んで勝手に期待していたこともあったのですが、映画は私の思うのとは違ったイメージでした。なんか、せっかくよい素材なのに、ちょっともったいない?ように思ってしまった。
映画で見せ場にしようとされているところが、あまり響いてこなかった。それより、もっとそのままで、心に訴えかけるものが、この動物園にはあると思うのだけど。ドキュメンタリー映画の方がよかったのかも。でもそれでは認められないのかな。