人間小唄  町田康

人間小唄 (100周年書き下ろし)

人間小唄 (100周年書き下ろし)

町田康は少しだけ読んだことがある。勢いにひっぱられて読みはまってしまう。
今回のこれ、表紙が日本画家の竹内浩一先生。以前ここの日記にも書いた。
http://d.hatena.ne.jp/mitsu5/20091130
私の恩師でもある。この絵に惹かれて手に取った。

読み始めてあっという間にひきこまれてしまう。それもわけのわからぬままに。
書き手のところに、短歌が送りつけられてくる。それがまたインパクトある短歌だ。
その短歌が詠まれた背景の中にいつのまにか行ってしまう。と思っていたら。。。
わけわからないけど、でも唐突に笑いがこみ上げる。可笑しすぎる。
でもそこに強烈な叫びがある。

帯に「パンク純文学作家」と書かれている。こういうのをそう表現するのか。