フラミンゴの家 

フラミンゴの家

フラミンゴの家

実家の水商売を手伝うバツイチ男。元妻が入院したため、離婚後会っていなかった思春期の娘を預かることに。。。

主人公の男が暮らす関西の田舎の町の様子や、そこに住む親しい人達が丁寧に描かれていて、よく伝わってくる。不器用に娘に向き合う男のまわりの女達は暖かく逞しい。
ああ、こういう女達が暮らしを支えているんだなあ。こういう女性にはなれないので、あこがれてしまう。ストーリーはどうしようもなく辛い展開になっていくけど、その中で
生きている人達の繋がりの確かさ、力強さに、ほっとさせられる。