たまごにいちゃん

たまごにいちゃん (ひまわりえほんシリーズ)

卒業シーズンにはちょうどいいかもしれないこの作品。
いつまでも、たまごの殻から出ようとしないたまごにいちゃん。すっかり身体は大きくなっているのに
居心地のいい殻のなかで、ずっとぬくぬくしていたいと思っています。ところが・・・。

でもいつかは殻を捨てて、外の世界へ歩き出さなければ。それって勇気が要るけど、でも思い切ってでてゆけば、きっと大丈夫。

子供達の感想の中で人気が高かったです。単にストーリーの面白さもあるけど、それぞれに自分と重ね合わせている部分もあるのかな・・？

今年度の読み語りもそろそろ終わりです。
いつのまにか丸5年が過ぎました。1年生だった次男やその同級生達も
春からは6年生。高学年になると読みに入る回数もぐっと減り、反応もダイレクトじゃなくなってくるけど、
でも後から聞いてみると、それなりに楽しんでくれてるようです。
子供達から、本の感想やお礼など書いたお手紙をいただくのですが、その中に
「読書ボランティアの人が笑顔なのがうれしいです」と書いてくれてる子がいました。
5年間続けてこれたのは、楽しみに待っていてくれる子供達がいるからこそ。あと1年、出来る限り
よりよく、心込めて、読んでいきたいなあと思いました。