もこもこもこ

もこ もこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

もこ もこもこ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

絵本の中ではかなり有名な作品。私がはじめてこの本に出会ったのは、今高校生の長男がまだ赤ちゃんだった頃。
近所にあった「えほん館」で、読み聞かせと絵本の紹介のような講座があり、そこで取り上げられていました。
そういう催しに多分その時はじめて出かけたと思うのです。絵本を開き読みして聞かせる、というスタイルも
その時はじめて知りました。まだハイハイする赤ん坊にわかるのかな?と半信半疑だったのですが、この絵本が
開かれ、読み始められると、それまであちこちに気が向いていたうちの子も、同じ月齢のほかの赤ちゃんも、すうっと惹きつけられて絵本に寄っていったのでした。その光景はまるで魔法みたいで、一瞬あっけにとられてしまったのでした。
その時講師の方が、「これが絵本の力ですよ」とおっしゃったのを今でもはっきりと覚えています。

先日、1年生に読みに入ったとき、他の本を読んでちょっと時間が余ったので読んでみました。
あ、知ってる〜という声もあちこちで聞かれましたが、知ってるから いいや ではなく、嬉しそうに期待こめて言ってくれ、読み始めると、 もこ もこ など、一緒に声に出してみたり、どの場面もあれこれ言いながら、ほんとにみな楽しそうにしていました。やっぱりこの絵本はすごい・・・。絵本の力、時代、世代を超えています。