岩絵の具 泥絵具

日本画の絵の具は、独特です。今は便利に加工されたものも出回っているようですが
基本的には、鉱物などから作った、粒子の絵の具を、溶かした膠(にかわ)に混ぜて画面に接着します。

絵の具自体は、さらさらの粉状や、(岩絵の具)乾いた泥の欠片(泥絵具)です。
絵の具の色の名前も、水浅黄、花藍、古代朱、辰砂、緑青、など古来の風情ある名前がほとんどです。

先日、日本画材のお店が年に一度のセールをやっていたので、画家の友人に連れられて行ってきました。
壁一面に並んだ、日本画の岩絵の具、泥絵具。ガラス瓶に入って並んでいます。
欲しい絵の具の入った瓶を取り出して、それぞれ、必要な量を量り売りしてもらいます。

絵の具を選びながら、記憶が蘇ってきます。白い絵の具皿に 毎日毎日絵の具を溶いて
指先を染めていました。(指で溶くので)

はやく絵の具で描きたいな。並べた絵の具を眺めてそう思いながら、まだまだ下絵を制作中です。