雪窓

雪窓

雪窓

読み語り用に何冊か借りた中にあった一冊。ちょっと長いので結局読めなかったのですが、いつまでも心に強く響いてくるお話。やはり安房直子は大好きです。何度も何度も読み返して、その美しさ、悲しさに、浸ってしまいました。ユーモラスな狸の存在、ストーリーもいいし、その描写、まるで雪の中を一緒に歩いているように、リアルにその情景が心に迫ってくるのです。そして、これは童話ではなく、ほんとうにあったお話だと、思ってしまうのです。