色即ぜねれいしょん

色即ぜねれいしょん

色即ぜねれいしょん

映画を観てから読みました。

映画とほとんど、かなり細かいところまで同じだったので、
映画をもう一度見返しているような気分で読んでいきました。
登場人物もすべて、先に映像で見てしまうと
どうしてもその映像になってしまうけど、
特に違和感もないままでした。

主人公 文科系の高1男子の、思わず応援したくなる日々。
ええこやなあ、と目線はおかんになってしまうけど・・。
明らかに、この時期、だからこその日々。

映画では言葉になっていなかったと思うけれど、
本書の最後の方で、
「いろんな価値観があって僕らは生きている。
他人の価値観ばかりを否定していても何も生まれない。
きっと何か生まれる瞬間は他人の価値観を認めた時かもしれない」
と主人公は思う。
このことに気が付いた、青春の日。その時期だからこそ気がつけたこと。
そして「色即ぜねれいしょん」というタイトルの曲が生まれた。
これだったのか。
やはり原作を読んでよかった。