ぼくの宝物絵本 穂村 弘

ぼくの宝物絵本 (MOE BOOKS)

穂村弘のエッセイは、以前読んでいてとても面白かった。歌人なんだけど、歌集はほとんど読んでなくて申し訳ないのですが・・。

読み語りに使う絵本選びの参考にするために、絵本を紹介した本を時々借りている。
今回も、その用途で借りてきたのだけど・・・

これは、その用途を飛び越えて、絵本の魅力が直に響いてきた。
そしてすごく面白く、何度も笑ってしまう。
穂村さんの感性はほんとに　鋭く迫ってくるし　感動しながら　大笑いという不思議な状態になるのです。

取り上げられている絵本、絶版で手に入らないものも多い。
また、図書館での定番絵本もある。でも、こんな切り取り方で紹介されているのはこの本だけかも。

読んでいる間中、子供に絵本を読んであげる、ということなどすっかり忘れて、
絵本のたまらない魅力に引きずり込まれて、どっぷり浸かって漂っている。。感覚でした。

装丁もよいし写真もたくさんあり、ビジュアルでも楽しめる。　手元に欲しくなる本でした。