ベター・ハーフ

ベター・ハーフ (集英社文庫)

ベター・ハーフ (集英社文庫)

夫婦について考えさせられる本の第2弾として、読みました。

バブル期に青春、恋愛を謳歌した二人の、ゴージャスな結婚式の日から
物語はスタートする。
そこから次々といろんな問題が起こり始め、シビアな生活の日々が流れてゆく。。 不倫、リストラ、親の介護 、流産、お受験・・
ノンストップでほっとするまもなく、次から次へといろんな事が起こり、幾度も離婚の危機を過えて続いてゆく日々。
起こってくる事柄に必死で対処しているうちに、いつのまにか月日は過ぎ、それぞれに歳を重ねている。気がつけばスタートラインは遥か遠くに。

読んでいてけっこうしんどくなるし、主人公達にあまり共感を感じなかったのだけど、それなりに面白かった。やはり夫婦の数だけいろんな物語があるんだろうな。。

唯川恵の恋愛や結婚の小説、他にも読んだけれど、確かに、ああそうそう。。て みながうなずくところをうまく押さえてあると思う。
でも。。もう一歩心に刺さってくるものが、私には無くて、なんだか物足りなく思ってしまうのでした。