きつねの窓

きつねの窓 (おはなし名作絵本 27)

きつねの窓 (おはなし名作絵本 27)

安房直子の童話は大好きです。この話は教科書にも載っていて、赤木かんこさんの絵本探偵でかなり依頼の多かったものだとか。 うなづけます。

もう決して会うことのできない人を観ることができる きつねの窓。
お互い、狩るものと狩られるものではあるが、二人とも、その窓を必要とする、きつねの子、そして主人公の男。
目に焼き付いてしまうようなキキョウの紺色、風の音。その色彩がいつまでも印象に残るのが、安房直子の作品です。
これは朝の読み語りの時間内ではちょっと長いので読めてません。他にも安房直子の童話は素敵なものがたくさんあるのだけど、ちょっと長い。たまにはじっくり時間を取ってできる機会があるといいのに、と思うのです。