ストーリー. オブ ラヴ

ストーリー・オブ・ラヴ

ストーリー・オブ・ラヴ

大恋愛で結婚したものの、日々の暮らしの中で、すれ違いが積み重なり、諍いが増え、それでもなんとか修復しつつ暮らしてきた夫婦。でも結婚15周年を迎える夏に、とうとう別居することに。そしていよいよ別れを決断することになるのだが。。
この映画をはじめて観たのは我が家が結婚12周年の頃。夫婦の諍いのリアルさ、二人の本音の鋭さ、すれ違う様、身につまされながら、でもさすがロブライナー監督、シビアな中、笑えるのです。大きな事件も不倫もないけど、それだからこそ大変な日常をうまく描いてる。また、クラプトンの音楽がすごくいいのです。結局、この二人は別れを思いとどまり、また始まる日常を続けてゆく。きっとまたこういった諍いをくりかえしつつ。どこかの評で、この映画はR35指定、って書いてあったけど、そうだと思う。邦題見て日の浅いカップルが見に行ったらおおハズレ!ってあったけど、そうです。原題は[STORY OF US]年老いた夫婦になってしまえば、また落ち着くんだろうけど、それまでの生活かかってる日々はほんと戦いみたいなもの。その毎日の中で大切なものを見失わず、見失ったとしてもまだ見つけ出してゆく、あきらめないで繰り返し続けてゆくこと。この監督の最新作の中で、「人生は短いが結婚生活は長い」っていうセリフがあったけど、まさにそうやな〜としみじみ。道のりは長い。大変だけど、かけがえのない時間。