スプトーニクの恋人
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/04/13
- メディア: 文庫
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この作品に出てくる、文章で思考する、すみれ。あ、私もそうかもしれない。気がつけば頭の中で一生懸命文章を綴っている。文章にすることで、理解する。すみれは、そしてあちら側にの世界にいってしまう。
この中に出てくる、万引きした子供と、警備員。なぜかとても印象に残る。すみれと対照的で、現実を生き、社会を動かしている人たち。深い深い井戸に降りて行っても、やはり戻ってきて現実を生きなければ。つい自分のことに引き寄せて、共に経験するように読んでしまった。
今ベストセラーになっているIQはどうかなあ。図書館で普段にしては驚異的な順番待ちの数、読めるのはまだだいぶ先になりそう。